「天皇に選ばれた建築家 薬師寺主計」(上田恭嗣 柏書房)をだいたい読みました。

 「天皇に選ばれた建築家 薬師寺主計」(上田恭嗣 柏書房)をだいたい読みました。
 図書館で借りてきました・・・知りませんでしたけど・・・。
 著者は、1951年三重生まれ、京都工芸繊維大学修了。ノートルダム清心女子大学教授で、近代建築史が専攻ですが・・・一時期は公務員だったようですけど・・・。


 薬師寺主計の名前は不勉強で知りませんでした・・・岡山県総社に生まれて、帝国大学の建築家を卒業、陸軍の技官となり、そして、大原孫三郎に請われて、倉敷紡績へ・・・大原美術館などを設計している方のようです。
 私の世代の倉敷は浦辺鎮太郎なわけですが・・・その彼も見出しただけでなく、日本で無名だったコルビジュエを見出したなどの功績を含め、その人生と、作品と、人となりを、関連した人物も含めて紹介した力作でした。「天皇に選ばれた」というのは、陸軍時代に勅選技師になっていたことからでしょう・・・なにしろ、大元帥閣下ですので・・・天皇陛下は・・・でしたから。
 図面も豊富ではありますが、その多くは倉敷時代のものになります・・・それ以前は軍施設ですから、当然かもしれませんが、しかし、それでも、写真などを丁寧に収集し、著述もマッチしていて・・・かなりの力作でした。

 いろんな素材を盛り込みすぎていて、少し散漫なところもありますが、それでも、薬師寺主計という存在の大きさは、かなりのものでしょう・・・まさに力作でした。

 いい本でした。
 著者に敬意を表したいと思います。


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