「富山から拡がる交通革命」(森口将之著 交通新聞社)を読みました。

 「富山から拡がる交通革命 ライトレールから北陸新間瀬開業にむけて」(森口将之著 交通新聞社)を読みました。
 図書館で借りてきました。富山は住みたかったところですからね・・・結果、金沢にはなっちゃいましたが・・・。
 著者は、1962年生、モビリティジャーナリスト。早稲田大学卒、出版社勤務を経て、1993年独立。


 富山の成立を歴史的に概観しつつ、その鉄道網の構築と衰退、富山の豊かさを提示もして、(本書は北陸新幹線開通前ですが)今もなお、続けられている富山のまちづくり・・・コンパクトシティ・・・のありようを鉄道を中心に紹介していました。
 内容は・・・ともかくとして、さすが、富山です・・・って感じ。そして、金沢が、いかに富山の後追いをしているかが、明白にわかる本でした。

 金沢に本社を置く地方紙は「金沢は観光客が歩ける街だからコンパクトシティだ」なんて平気で巻頭コラムに書くわけですが・・・本書を読めば、その認識が、いかに浅はかかを理解できることでしょう。

 過去と地形は変えられません。路線を廃止しつつも路面電車が残り、地方鉄道もある程度の遠距離路線を確保、戦災で道路をある程度拡幅でき、比較的周囲に平野がある富山と、路面電車を廃止、地方鉄道も近距離の二つだけ、戦災を受けずに道路拡幅ができず、平野が少ない金沢とは、出発点が違います。
 だから、一概に同じことはできません。比較は無意味という見方もあるでしょう。
 しかし、新幹線で浮かれている中、着実にコンパクトシティとしてのまちづくりをしている富山と、鉄道網をまちづくり組み入れることができないでいる金沢は、少なくとも、本書のような視点からすると、大きな差が出てきているのがよくわかりました・・・私には。
 金沢は百万石だ、は変わらない。しかし、北陸の中心だ・・・は、実際には名古屋や大阪や新潟の組下にされています・・・東京も加わりました。人口が多いだけ・・・の現実を踏まえると、富山のまちづくりは、もっと参考にすべき現実でしょう・・・まだ、浅野川線と石川線、七尾線、そして、旧の北陸本線が残っているうちに・・・ではないかと、思いました。福井だって、組み入れつつありますからね・・・。

 いい本でしたよ・・・北國新聞の巻頭コラムを書いた人は読むべきですね。



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック